平成17年9月定例会報告
日 時 | 平成17年9月14日(水) |
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実施内容 | 石川インテリアコーディネーター協会 IICAとの合同見学会 |
場 所 | 輪島 和倉方面 参加人員 : ICCトヤマ 23名 IICA 10名 |
今年の石川インテリアコーディネーター協会との合同見学会は近いようで遠い能登を訪れました。 富山からは23人の参加者があり、朝早くからバスに乗り込みまず最初に和倉の太成工業株式会社さんにて珪藻土見学をしました。能登の珪藻土は世界一といわれる埋蔵量を誇り、採掘場から製造の過程など説明を頂きこの古代からの贈り物である自然素材を身近に感じることができました。
昼食は輪島の「やぶ新橋店」にて石川インテリアコーディネーター協会の皆さん(10名)と共に美味しいお食事を頂きながら楽しい時間を過ごすことが出来ました。
午後からは一般には非公開である輪島屋膳仁が漆文化復権のために復元した「塗師の家」(ぬしのいえ)を見学。
外観は通りに面に対して切妻に平入りの部分を付け、その住居の下屋は妻より長く伸び、一見して平屋風にみせ、狭い間口をあわせ外観は質素で町屋の面影を残しています。
内部は、一転して総漆拭いがなされ、数奇屋風のシンプルな造りが町屋の粋を感じさせ、日本でも最も美しい漆の町屋を言われています。
その後、「輪島 大向高洲堂」さんにて輪島塗の代表的な工程を見学し、いくども繰り返される、丁寧な仕上げと輪島塗のたくみを見学しました。
そして「輪島屋本店内 漆カフェ 花ぬり」にてケーキとお茶を、漆の器を手で感じながらの時間を過ごしました。
( 古村 記 )