平成19年9月 見学会
『旧大山町コミュニティセンター見学』
日 時 | 平成19年 9月 5日 |
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場 所 | 富山市旧大山町地区(大庄・小見) |
参加人数 | 15人 |
旧大山町では、「木とふれあうまち」をテーマに、イベントや街づくりが進められてきました。3年前に、石川のIICAと合同見学会で訪れた「福沢地区コミュニティセンター」は、その拠点施設として大胆な内外装が評判を呼び、地域の公民館の今後あるべき姿を形にしたものとしても大きな注目を集めています。ICCトヤマも、家具デザインを担当された小泉誠氏とのつながりを持つことができました。
今年の見学会では、2006年末にオープンした小見地区コミュニティセンターと、オープン直前でまだ公には紹介されていないという大庄地区コミュニティセンターとを見学。合併を経て富山市となった後も続く、地域振興の姿を追いました。
最初は大山町の玄関口、上滝の「はづき」にてコース料理のランチ。郊外にもおいしいお店がどんどんできるという今の外食産業の状況を実感することができました。
盛り上がりすぎて(?)時間に遅れ、現地集合の方やご案内の方々にはご迷惑をおかけしましたが、その後、大庄コミュニティセンターに移動。福沢でも感じた大胆なスペースの使い方にプラスして、光の方向への繊細な感受性や、芝生の色に合わせたという鮮やかな色づかいなど、設計センスが向上していることを感じました。木をふんだんに使った格子風の天井、窓の高さや配置、サインや細部の収まりまで、一部の家具は納入前と言うことでしたが、みどころはいっぱいです。
続いては立山山麓、小見地区に移動。すでにしっかり活用されているということで、大庄では見られなかった家具に特に注目して見学されていたようです。豪雪地区ということで軒も高く、シンプルな形の設計になっています。照明を挟んだ木桟が楽しいウェーブを描くホールの天井は「冷暖房の効きが悪い」とのことで、そういえば大庄では大きく変更されていました・・・。お天気が徐々に悪くなり、小見では雨の中の見学となりましたが、細長い窓から見る山の景色がとてもきれいだったのが印象的です。