ICCトヤマの活動

平成19年12月 企業セミナー
『インテリアを際立たせる、フレームスタイリング』

日 時 平成19年12月 5日
場 所 織絵ショールーム vie etoffe
参加人数 20人

創業50年の額縁メーカー「カナタ」から新事業“FRAS”を立ち上げた現社長金田宏司氏を講師に、壁面スタイリングという独自のジャンルを学ぶ講習会。

インテリアコーディネートの際は、絵や花などで、視線の方向をコントロールすることが重要だとは知りながら、実際の現場では、お客様任せになってしまう分野ではないでしょうか。最近多いシンプルな壁面ほど、スタイリングの技術とセンスが問われると言えるでしょう。

最近は外資系ホテルの客室など、シンプルな壁面に、複数のフレームを飾る例を多く目にするかと思いますが、今回の「FRAS」こそ、まさにその分野の先駆者です。「何の絵を飾るか」ではなく、フレームと中の絵やオブジェが一体となって、壁面に「効果」や「雰囲気」をもたらすというトータルコーディネートの考え方は、まさに目からウロコでした。

豊富な施工例をスライドショーで見せていただくとともに、会場となったショールームの一角に実際にベッドまわりを再現、フレームの配置によって壁面に縦横のラインが作り出される実際も体験することができました。

先史時代の洞窟壁画に始まり、襖絵や屏風などにいたるまで、豊かにスタイリングされてきたという伝統を踏まえ、壁を飾るのではなく、壁を仕上げるという感覚でスタイリングを考えていかなければいけないと思います。

アフターセミナーは、中央通り近くのTABERUNAバール。社長に同行してきたイケメン営業担当者の素敵なお話に身を乗りだして、「ぜひ東京のショールームに伺います」と言ってしまった会員も一人や二人ではありませんでした。(FRASさんは、ホテルの一室をショールームにしています)