平成22年9月 見学会 『伝統工芸のインテリアへの取り入れ方』
日 時 | 平成22年 9月18日 (土) |
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場 所 | セミナー : 株式会社 能作 ランチミーティング : 自然派レストラン ラグー |
参加人数 | セミナー : 24名 ランチミーティング : 25名 (講師含む) |
【 セミナー 】
9月の定例会は 工芸都市 高岡を巡る見学会を行いました。
まずは、昔ながらの銅製品に加え、鋳物技術を活かした錫製品の開発で有名な、『株式会社 能作』を訪れ、能作社長に 講演をいただきました。高岡銅器の歴史から、商品開発、デザインや流通、海外見本市出展のお話まで幅広く、また わかりやすく、楽しい語り口で参加者からはとても好評の講演でした。
質問も多岐にわたり、関心の大きさが伺えます。
工房見学では、工程の説明をしていただき 貴重な鋳型も拝見しました。
【 ランチミーティング 】
ランチは、自然派レストラン『ラグー』にて。
地元農家のこだわり野菜を使用したお料理で 見た目も美しいフルコースです。
多数の参加をいただいたIICAさんとの会話も楽しみながら、おいしく頂きました。
午後からは、『ギャラリーSAKU』にて能作さんの錫商品をショッピング。
併設のカフェでは、錫のグラスや器で実際に飲食することができるので、是非ゆっくり訪れてみてください。
金屋町の『楽市』は、石畳みの町の生活空間を利用しての展示イベントです。
展示作品はもちろん、普段は拝見することのない、民家の室内の造作やお庭を拝見でき大満足でした。
高岡銅器を通し、地元の伝統工芸・産業にについて学び、伝統工芸・技術の可能性を考える良い機会となりました。地域の誇りの詰まった伝統工芸品には、美しいモノ・現代の暮らしに見合うモノもたくさんあるので、暮らしやインテリアにも積極的に取り入れていきたいですね。
(荒川 記)