平成27年 2月 定例会 「和のしつらえを学ぶ」
日 時 | 平成26年9月6日(土) |
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場 所 | 樂翠亭美術館 アフターセミナー : 俵屋 |
参加人数 | 24名 ( 講師3名 ) アフターセミナー : 19名 |
セミナー
富山市奥田新町の樂翠亭美術館のご厚意で同館にて開催中の企画「日本家屋にみる至宝の饗宴 -しつらえの美―」を見学させて頂きながらお話を聞くことになりました。作家や職人たちの匠の技から現代の感性が織りなす新たな表現までを調度家具や美術品とあわせて、和の住空間の中でのしつらえを見学させていただきました。樂翠亭美術館の特長である日本家屋ならではの床の間や庭園を背景にしたしつらえに見られるさまざまな表現方法を通し、和のしつらえ方についての知識を深めました。
富山の人間国宝にゆくゆくはなるのでは、といわれているガラス作家山本 茜氏の作品をじっくりと説明を受け初めて富山ゆかりの芸術家の偉大さに気づきました。伊藤慶二氏作品にも蔵の雰囲気と工夫された展示方法、自然光とで作品に引きずり込まれるかのような錯覚を感じました。展示方法の試行錯誤や工夫など普段お聞きできないお話も、直接学芸員の方に伺える良い機会となりました。美術館の建物に使われている建具や材料、照明器具についても興味深く教えていただけました。通常の美術館は自然光をなるべく取り込まない作りとなっているのに対して日本庭園を眺めることができる一枚板がふんだんに使われている広縁など樂翠亭美術館ならではの展示の方法となっておりました。作品が映え、より幻想的に感じられました。
アフターセミナー
アフターセミナーは俵屋さんにて。14階から富山平野を見渡しながらの豪華な食事内容に楽しいひとときとなりました。
( 高野 記 )