平成29年 12月 定例会 『水引のお正月飾り』
日 時 | 平成29年12月15日(水) |
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場 所 | おとぎの森 アフターセミナー : カフェさくら |
参加人数 | 14名 アフターセミナー : 12名 (講師 1名) |
セミナー
12月にしては雪の少ない日に定例会を開催しました。
最初は、水引の座学でした。古来「結ぶ」という行為には、約束や契りの成就、健康長寿への祈願、魔除け等の大切な意味がありました。結婚→結ばれる、男のこども→むす・こ、女の子供→むす・めと呼びます。神が宿る神聖なお米を、神がおられる山に似せて握る→おむすび等。また、贈答の品に水引で結界を作り贈る事も古来から大切にされた習わしです。ですから、普段の紐をしばるという作業でも、「結ぶ」時に心をこめるといいですね・・・というお話もありました。
まずはじめは、90㎝の赤と白の水引をねじりながら輪にし、正月飾りの本体を作ります。これが地味に難しく上手くできません。その後松葉に似せた水引細工をつくり、梅の花の細工に取り掛かりました。素人でも簡単にできるように、素材はかなりの段階までつくってあり、少し手を加えるだけで完成するはずでした。ですが、慣れない作業であったっため先生やお手伝いの男性(先生の息子さんたち)に随分と助けられました。紐をそろえるときのちょっとした加減、バランスのとり方が先生の手にかかるとあっという間で、美しい細工になりました。最後に全てを紐でまとめ稲穂を足して、華やかな正月飾りを完成させました。
正月飾りが比較的順調にできたので、箸袋もつくりました。水引の紐は本数が少ないと扱いやすく簡単なので、2本の紐で1から梅結びをつくりました。・・・そしてこれも先生方の手を借りてやっと仕上げました。水引の美しさはシンプルな仕組みにあります。でもやはり、見るとするとは大違いでしたが、とても楽しく作業ができました。
アフターセミナー
また、会場からほど近い『カフェさくら』ではそれぞれ好きなスイーツを頼みました。季節限定の豪華なフルーツパフェ・大皿にフルーツソースでクリスマスの絵柄を描いてあるケーキセット等です。甘いものを食べながら、会員と先生が仲良くなりました。楽しい時間を過ごしました。
( 林 記 )